道路を利用する全ての車に対し、
走行距離に応じた税金をかける走行税をご存知ですか?
導入こそ決まっていないものの
自動車税とは異なることなどから注目が集まっています。
今回の記事では、話題の走行税について
海外との違いや反対意見などをまとめてみました!
走行税にふざけるなと地方から反対の声が?発案者は誰?
走った距離などに応じて課税する走行税。
将来、電気自動車が普及した際に、
ガソリン車だけに税負担がかかり国の税収が減るのを防げる
といったメリットがあるようです。
自動車取得税が廃止され、新たな税金として「環境性能割」が導入されました。
燃費がいい自動車ほど税率が軽減される仕組みなので、電気自動車は非課税となります。
走行税の発案者は明らかになっていませんが、
元情報となったANN(テレビ朝日を中心とした民放テレビ放送のニュースネットワーク)のニュース映像では、
「走行税がガソリン代に代わり道路の補修や整備の財源になる。」
と、石油連盟(天坊会長など)が検討を呼びかけていた。
などと報じられていたそう。
しかし、このANNのニュース動画は
相当古く「10年ほど前のものではないか」と言われています。
(2012〜13年には、石油連盟の会長が「天坊昭彦」氏から「木村康」氏にかわっており、
現在(2019年)は「月岡隆」氏が会長をつとめているので。)
2008年に石油連盟の新会長に就任した天坊氏(写真左)と木村前会長(右)
2019年現在の会長は月岡氏(写真左)です。
「走行税」は完全な電気自動車だとガソリンに関わる税が免除されて現在の税制だと他のガソリン車と同様に道路を走る存在なのに極めて税負担配分の格差が生じると思われるので提案されて検討する段階ってだけなのを、全部の車に適用される悪法と誤解を招かせたい勢力があるのだろうか。
— 深山エント (@ksk_miyama) October 22, 2019
税金の見直し時期になると毎回、話題にあがる、とも言われている走行税。
内容を認識していない地方の住民などからは、「ふざけるな!」「都心との格差が広がる。(都心は車を使う必要性が低い)」
など、反対の声が寄せられました。
現在払っている自動車の税金に走行税が新たに加わり、支払う税金が増えるのでは?
と、考えた人もいたみたいです。
情けない、としか言えません😠貧乏人をさらに貧しくしようとしか考えていないような気が💢
将来的には貯蓄税や走行税なども取ろうとしているのだとか😠ふざけるな、ですよ💢
— こうちゃん(ぐんまちゃん。) (@kouobaka) September 26, 2019
ガソリン税の代わりに走行税導入とか言ってるけど走行税導入したらほんまにガソリン税の赤と水色の部分がなくなって80円、90円とかになるんか? pic.twitter.com/HGeKdf8Vjc
— てつろう (@tetsu_beatlove) October 23, 2019
ガソリン税の代わりになることは分かっているものの、支払う金額がガソリン税を上回るのでは?
と不安になった人もいたみたいですね。
日本と海外の違いも
ネット上では、一部間違った形で広まっている走行税。
1kmごとに5円課税される
などと、SNSでは拡散されていますが、
これは、すでに導入されているニュージーランドの平均的な課税金額を
NHKがビジネス特集で伝えた内容であり
日本で、同様の課税方式になるのかは分かりません。
おはようございます
なんか盛り上がってるので便乗して
走行税、1㎞=5円はニュージーランドの話
ニュージーランドは燃料税がかかっていないディーゼル車が対象になってます
日本では燃料税がかからないEV車等を対象に話が進んでいます
情報収集力と情報リテラシーは大事ですよ#走行税 #ブログ— 🇯🇵Mako🇲🇾マレーシア在住🇲🇨🇹🇼 (@makomalaysia) October 23, 2019
現在の走行税は、ドイツやスイス、オーストラリアといった国々や
アメリカの一部の州で取り入れられているそう。
世界的な経営コンサルタントの「大前研一」氏が、
クオリティ国家と名付けていたスイス。
大前氏が提唱する道州制が日本で実現すれば、
スイスをはじめとするクオリティ国家は今後の日本にとって、一番身近なモデルになると言われていますが、
税制度もマネるのでしょうか?
日本の一人当たりGDPはスイスの半分、シンガポールの2/3。人口が多少減ってもシンガポール並みに1人当たりGDPを増やせれば総GDPは今の1.5倍にはなる計算。それにそろそろ総GDPではなく一人当たりGDPで議論すべき。スイスは逆立ちしても総GDPで日本を超えられないが貧しい国と言う人はいないでしょう。
— uchi【TAMU.FC. No.987】 (@uchi987) August 3, 2019
2019年10月現在までに、「走行税の導入が決まった」という報道はありませんが
近未来の日本では、実現していそうですね。
というわけで今回は、今話題の走行税についてまとめてみました!
また追加の情報があればアップしていきたいと思います!!
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