2019年10月26日に行われたラグビーワールドカップの準決勝で
世界最強軍団オールブラックスを撃破したイングランド代表。
歴史的な勝利に対して世界各国からは、
おどろきの声があがっていました。
岩のように硬い守備力でオールブラックスを封じたイングランド代表ですが、
試合直前の伝統舞踏ハカに対する陣形にも注目が集まっています。
今回は、ラグビーイングランド代表の鶴翼の陣と思われる陣形への
海外の反応をまとめてみました
もくじ
イングランドが魚鱗の陣に対抗していた?関ヶ原や川中島の合戦での形
戦国時代の川中島の戦い※を連想させるイングランド代表のハカへの陣形。
川中島の戦いとは※・・・甲斐国(山梨)の大名であった武田信玄と
越後国(新潟)の大名だった上杉謙信の間で
川中島(現長野市)を舞台に長期間行われた戦いの総称。
戦国史上・最大の激戦と呼ばれた川中島の戦いは、
徳川家康と石田三成の間に起きた
関ヶ原の戦いなどと並び、日本3大合戦とも呼ばれています。
主な戦闘は、合計で5回あったそうですが、
通常は、1561年10月17日から10日間にわたり
激戦が繰り広げられた第4次合戦が川中島の戦いとされています。
ちなみに、関ヶ原の戦いが起こったのは1600年10月21日。
上記2つの合戦は、今回のワールドカップ準決勝と同じ
10月後半の出来事だったようで、これは偶然なのでしょうか?
イングランド代表が今回、ハカに対抗して敷いた
と言われている鶴翼の陣※は
武田軍が上杉軍に対して、敷いた陣形です。
鶴翼(かくよく)の陣とは※・・・中国から伝わったとされる鶴(つる)が羽を広げた形。
広く軍勢を配置し、どこから責められても対処可能な陣形。(鶴の頭の部分は大将の位置)
川中島の戦いや関ヶ原の戦いなどで用いられた。
魚鱗(ぎょりん)の陣とは※・・・
同じく中国伝来であり、中央が突出した、
魚の鱗(うろこ)のような形の陣形。(猪突猛進で弱点は側面と後方)
(オールブラックスのハカは、魚鱗の陣に見えるが
蜂矢の陣ではないかとも言われており、その場合弱点は鶴翼の陣の陣形)
歴史上、鶴翼の陣を敷いた陣営は、敵に勝っていなかったそうで、
1573年の三方ヶ原の戦いでは、徳川家康と信長の連合軍が武田軍に敗れていました。
三方ヶ原の戦いで家康は鶴翼の陣、信玄が魚鱗の陣。
兵力差があった場合は鶴翼の陣は一つの翼が突破されると軍は崩壊してしまいます。
通説は信玄3万に対し家康は1万数千。
あっ、ラグビーの話なのに歴史の話をしてしまった😅
失礼しました🙇♂️— はやぶさ@こつん隊 (@3yGrYv2UNDITsZJ) October 26, 2019
↑イングランド代表の結束力を高めた(=翼が突破されることはない?)と語っていたエディー監督なので、
オールブラックス戦での鶴翼の陣に、弱点?は存在しておらず
相性が良い陣形でも戦えていたのかも。(ハカが蜂矢の陣だったのだとすれば)
ちなみに、2011年に行われたワールドカップの決勝では
フランス代表が魚鱗の陣でオールブラックスに臨んだ、と言われています。
フランスは魚鱗の陣だ。
— 夜叉神 峠 (@yasyajin_pass) October 23, 2011
エディー監督の考えとは?
イングランド代表による鶴翼の陣を連想させるハカへの陣形。
ヘッドコーチをつとめるエディー・ジョーンズ監督の
コーチ哲学の1つに、
ほかのスポーツから学べるものは、ラグビーに応用する、といったものがあります。
イングランドの代表監督に就任してからは
サッカーやクリケットの代表チームのコーチを招いて
大舞台での経験について話を聞いたこともあったそう。
日系アメリカ人2世を母に持ち奥さんも日本人だというエディー・ジョーンズ監督↓
ラグビー指導者としての最初の勤務地が日本だったエディー監督は、
日本の歴史からも戦いのヒントを得ていたのかもしれません。
鶴翼の陣への海外の反応は?
ハカに対抗する陣形を敷いたイングランド代表への海外の反応は以下に↓
立ち寄るときの表情をしていた。
オーウェン・ファレル。
⇣
↑
オールブラックスは
いずれ、戻ってきます。(オールブラックスのサポーター)
⇣
↑
ハカよりも怖かったな。
電子レンジで食べ物が熱くなるのを見る
俺の表情と一緒だ。
モリス・ダンス(民族舞踊)を見てみたい。
ハカへの態度に怒っているのかが
わからないな。
ファレル選手のあの表情は、オールブラックスの歴史や伝統を馬鹿にしているように
捉えられたのでしょうか?(一部の選手はハーフウェーラインを越えて接近していましたし。)
信じられないほどの
心理戦をしかけていたな。
ワールドカップで習った日本語のフレーズを思い出します。「お前はもう死んでいる!!」
エディー監督がヘッドコーチに就任してからは、
キックを積極活用し、組織的な守備からボールを取り返すスタイルを
採用したイングランド代表。
結果的には世界最多となるテストマッチ18連勝を記録していましたね。
オールブラックスのハカに動じず
守備的な戦いで勝利したイングランド代表ですが
エディー監督は、「動かざること山のごとし※」や
「攻めるだけが戦いではない」などの名言を残した
武田信玄の教えにも影響されていたのかも。
事前に徹底的に準備し、戦う前に勝利の条件を整えていた武田信玄↓
動かざること山のごとしとは※・・・何事にも揺るがないさま。(揺るがない強さ)という意味。
(武田信玄の風林火山※より)
風林火山とは※・・・武田信玄の旗指物(軍旗)に記された教えのこと。
与田監督の言う「準備」は、本当大事だよなと思う。
ラクビーのエディ ジョーンズ の本読んでみようかと
「準備がすべて」エディ・ジョーンズが明かす”勝者の哲学”(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/2) https://t.co/ZW6iFuczny
— マジんがZ@まだまだ半分青いな (@BlueDragonsFire) April 19, 2019
というわけで今回は、ラグビーイングランド代表のハカへの陣形の意味や
海外の反応などをまとめてみました
また追加の情報があればアップしていきたいと思います!!
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