盛り上がりを見せている2019年のラグビーワールドカップですが、
プールAを戦う日本代表は10月5日にサモア代表と対戦します。
ラグビーの強豪国として知られるサモアですが、試合前に行う儀式にも注目が集まっているようです。
優勝候補のニュージーランド代表(オールブラックス)は、
試合前に大きく目を見開き下を出して相手を威嚇(いかく)するような
ハカと呼ばれる儀式を行うことで有名ですが、
戦いの雄叫びとも呼ばれるこの儀式を行う国は、オールブラックスのほかにも数カ国あるそう。
サモア代表にもハカが存在しシヴァタウ(シバタウ)と呼ばれます。
初戦のロシア戦で披露され「カッコいい!」などと早くも話題になっていたシヴァタウですが、
オールブラックスのハカとはどこか違うのでしょうか?
今回は、サモア代表の儀式であるシヴァタウのルーツや
オールブラックスのハカとの違いなどをまとめてみました!
もくじ
ハカのルーツとは?
ワールドカップの優勝候補の筆頭であるオールブラックスが試合の前に披露していたハカ。
そのルーツは、ニュージランドの先住民であるマオリ族の戦士が戦いの前に行う舞だそう。
命懸けの神聖な戦いや正々堂々さを表す民族儀式であり、
ポリネシア※系の人々が試合前に踊る民族舞踏とも言われています。
ポリネシアとは※・・・太平洋の最北に存在するハワイ、
最南のニュージーランド、そして、最も東にあるイースター島を結ぶ広大なエリアには無数の島々が存在しており、その総称がポリネシア。
イースター島のモアイ像↓
ニュージーランドの国民は、2013年の時点で、
欧州系が約75%(300万人ほど)マオリ系が約15%(60万人ほど)。
もともと、マオリ族の血縁だけで構成されたマオリ代表(ラグビーチーム)が、試合前に踊っていた踊りが
現在のオールブラックスに引き継がれたのだそう。
マオリ族の間で行われたボールゲーム「キ・オ・ラ匕」と、ラグビーが似ていたため、
マオリにラグビーが広まったようです。
シヴァタウとオールブラックスのハカとの違い
現在のオールブラックスが試合前に披露するハカには
マオリ族による戦いの前の踊りであるカ・マテとオールブラックスが独自で作ったカパオパンゴの二種類が存在します。
「モアナと伝説の海」の主人公「モアナ」のモデルにもなったマオリ族。
その踊り(ハカ)の種類は、2000以上もあると言われており、
挨拶が最も多く観光客を歓迎する際に踊ることも。
オールブラックスは、普段の試合ではカ・マテを採用しているそう。
マオリ族と先祖が同じ(であろう)ポリネシア系の国々にもハカが存在しており、サモア代表のシヴァタウや、
トンガ代表のシピタウ、フィジー代表のジンビなどが有名です。
伝統的な「マウルウル・モア」を
遠征で演じていたが1991年のワールドカップに先立ち、
代表のためのチャント(戦唄)が作曲された。
ルーツはポリネシアの民族舞踏みたいですが、
それぞれの国で異なるハカが採用されていたのですね。
ニュージーランドはサモアやフィジー、トンガからの移住者が多く
2005年に、さまざまな国の文化を組み込んだオールブラックスの新ハカである「カパオパンゴ」が誕生しました。
まとめ
↓サモア代表が日本戦で披露していたシヴァタウ↓
シヴァタウを初めて見たラグビーファンからは、以下のような声が
シヴァタウはメロディアスでリズミカル!!
最後のキメポーズも好き!
こってり系なら
サモアのシバタウはあっさり系だな。
みなさんも、それぞれのチームのハカを
見比べてみてはいかがでしょうか?
また追加の情報があればアップしていきたいと思います!!
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