ラグビーワールドカップの優勝候補の筆頭であるニュージーランド代表、
その名もオールブラックス。
「黒いユニフォームにその名が由来する」と言われており、絶対的な王者としてラグビー界に君臨し続けています。
これまでに3度、W杯での優勝を経験しているオールブラックスですが、
ラグビー界のクリロナ・メッシと呼ばれるリッチー・マコウ選手をはじめ
数々のスター選手が在籍していましたね。
前回(2015年)イングランド大会では、2011年に引き続き優勝し2連覇を達成。
3連覇が期待されているオールブラックスですが、
その強さはどこからくるのでしょうか?
今回の記事では、2019年のラグビーワールドカップに出場している
オールブラックスの代表選手をまとめてみました!
気になる監督についても調べてみました!
もくじ
ラグビーワールドカップ2019オールブラックスのメンバーまとめ!
ボウデン・バレット(Beauden Barrett)
出身:ニュージーランド
所属:ハリケーンズ(ニュージーランド)
身長:187cm(91kg)
ポジション:FB・SO(フルバック・スタンドオフ)
代表キャップ数:77(得点617・トライ数33)
世界最高峰のSO(スタンドオフ)であり、2016年、17年の世界優秀選手に選ばれていたボウデン・バレット選手。
兄弟8人中、5人がラグビー選手であり、うち3人は今回のW杯でオールブラックスの選手として自国優勝のために戦います。
TJ・ペレナラ(TJ Perenara)
出身:ニュージーランド
所属:ハリケーンズ
身長:184cm(90kg)
ポジション:SH(スクラムハーフ)
代表キャップ数:58(得点55トライ数11)
試合前のハカを先導するリード役であり、ディフェンスを強みとするSH(スクラムハーフ)のペレナラ選手。
両親や祖母、叔父がソフトボールのニュージーランド代表というスポーツ一家に生まれています。
普段は、とても紳士的であり将来は、教師か警察官になるのが夢だったそう。
アーロン・スミス(Aaron Smith)
出身:ニュージーランド
所属:ハイランダーズ(ニュージーランド)
身長:171cm(83kg)
ポジション:SH
代表キャップ数:86(得点87・トライ数17)
素早いパスやタックルに定評があるオールブラックスのイケメンアーロン・スミス選手。
アイルランド代表のコナー・マレー選手などと並び世界最高峰のスクラムハーフと呼ばれています。
2014年には、マオリの年間・最優秀選手賞を受賞していました。
ネポ・ラウララ(Nepo Laulala)
出身:ニュージーランド
所属:チーフス(ニュージーランド)
身長:184cm(116kg)
ポジション:PR(プロップ)
代表キャップ数:19
2018年1月1日に放送された「最強アスリート元日決戦」(TBS)に
出場していたPR(プロップ)のネポ・ラウララ選手。
壁を押し合う「パワーウォール」では砲丸投げの金メダリストなどを下し優勝していました。
兄も元オールブラックスの代表選手だそう。
デイン・コールズ(Dane Coles)
出身:ニュージーランド
所属:ハリケーンズ
身長:184cm(110kg)
ポジション:HO(フッカー)
代表キャップ数:64(得点55・トライ数11)
アイルランドのローリー・ベスト主将などと世界最高の2番を争うHO(フッカー)のデイン・コールズ選手。
イングランドのファレル主将などとともに、2016年の世界最優秀選手の候補者5人に選ばれていました。
(受賞者はボーデン・バレット選手、歴代はリッチー・マコウ選手、キーラン・リード選手など)
サム・ケイン(Sam Cane)
出身:ニュージーランド
所属:チーフス
身長:189cm(106kg)
ポジション:FL(フランカー)
代表キャップ数:63(得点65・トライ数13)
2015年のナミビア戦でキャプテンをつとめたFL(フランカー)。
元主将であるリッチー・マコウ選手の後継者と言われている存在です。
アトゥナイサ・モリ(Atunaisa Moli)
出身:ニュージーランド
所属:タスマン(ニュージーランド)
身長:189cm(127kg)
ポジション:PR
代表キャップ数:2
ニュージーランドU20代表の主将をつとめた若手プロップです。
アーディ・サヴェア(Ardie Savea)
出身:ニュージーランド
所属:ハリケーンズ
身長:188cm(100kg)
ポジション:FL
代表キャップ数:38(得点35・トライ数7)
驚異的なジャッカルが持ち味のフランカー。
10月2日に行われた予選プールのカナダ戦では、今大会から許可されたラグビー用ゴーグルを付けて試合に臨んでいました。
ジャック・グッドビュー(Jack Goodhue)
出身:ニュージーランド
所属:クルセイダーズ(ニュージーランド)
身長:187cm(98kg)
ポジション:CTB
代表キャップ数:9(得点15・トライ数3)
トリッキーなパスに定評があるCTB(センター)。
2019年の春からは、日本のNZカシスブランド大使をつとめています。
ライアン・クロッティ(Ryan Crotty)
出身:ニュージーランド
所属:クルセイダーズ
身長:181cm(94kg)
ポジション:CTB
代表キャップ数:44(得点45・トライ数9)
的確な判断力や、高精度のテクニックに定評があるセンターの選手です。
2019年4月には、ジャパンラグビートップリーグに参加するクボタスピアーズへの加入が発表されていました。
リッチー・モウンガ(Richie Mounga)
出身:ニュージーランド
所属:クルセイダーズ
身長:176cm(87kg)
ポジション:SO
代表キャップ数:12(得点78・トライ数2)
元ニュージーランド代表のレジェンドであるダン・カーター選手の後を受けた10番。
近年、急成長中のスタンドオフです。
カナダ戦では、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれており、
南アフリカ戦では、世界屈指の5m加速力を誇る「コルビ」選手のランを止めていました。
ベン・スミス(Ben Smith)
出身:ニュージーランド
所属:パロワーズ(フランス)
身長:186cm(94kg)
ポジション:WTB・FB
代表キャップ数:79(得点165・トライ数33)
安定感抜群なFB(フルバック)であり、芸術的なハイボールキャッチと鋭いランが光る選手です。
サニー・ビル・ウィリアムズ(Sonny Bill Williams)
出身:ニュージーランド
所属:ブルーズ(ニュージーランド)
身長:197cm(111kg)
ポジション:CTB
代表キャップ数:53(得点60・トライ数12)
ニュージーランドのヘビー級ボクサーであり、元13人制ラグビーのスター選手。
転向後は、タックルをされながらパスをするオフロードパスの威力を世界中に知らしめました。
リーコ・イオアネ(Rieko Ioane)
出身:ニュージーランド
所属:ブルーズ
身長:189cm(103kg)
ポジション:WTB
代表キャップ数:26(得点115・トライ数23)
2017年の世界最優秀新人であり、世界最高峰のWTB(ウイング)との呼び声高い選手です。
セヴ・リース(Sevu Reece)
出身:フィジー
所属:クルセイダーズ
身長:179cm(87kg)
ポジション:WTB
代表キャップ数:2(得点5・トライ数1)
2019年に、ニュージーランドのラグビーチームであるクルセイダーズのウイングとしてスーパーラグビーに初出場。
最多のトライ数(15)を誇り
味方への素晴らしいパスなどで優勝に貢献していました。
ジョージ・ブリッジ(George Bridge)
出身:ニュージーランド
所属:クルセイダーズ
身長:186cm(96kg)
ポジション:WTB
代表キャップ数:4(得点15・トライ数3)
日本とのテストマッチでデビューしたイケメン。
スピードや加速力、ボールキャッチに優れています。
クルセイダーズでは、ウイングやフルバックの選手として活躍し
2018年に、シーズン2位となる15トライを記録していました。
ジョーディー・バレット(Jordie Barrett)
出身:ニュージーランド
所属:ハリケーンズ
身長:196cm(101kg)
ポジション:CTB・FB
代表キャップ数:11(得点42・トライ数8)
バレット兄弟の末弟であり、2017年にスーパーラグビーデビューを果たしていました。
さまざまなポジションをこなせる上にゴールキックまで出来る万能型の選手です。
スコット・バレット(Scott Barrett)
出身:ニュージーランド
所属:クルセイダーズ
身長:197cm(111kg)
ポジション:LO
代表キャップ数:30(得点15・トライ数3)
予選プールのカナダ戦では、兄のボウデン・バレット選手や、
弟のジョーディー・バレット選手とともに
大会史上初となる3兄弟全員でのトライを決めていました。
リアム・コルトマン(Liam Coltman)
出身:ニュージーランド
所属:ハイランダーズ
身長:185cm(109kg)
ポジション:HO
代表キャップ数:5
結束力とモラルの高さに定評があるパワフルなフッカーです。
コーディ・テイラー(Codie Taylor)
出身:ニュージーランド
所属:クルセイダーズ
身長:183cm(106kg)
ポジション:HO
代表キャップ数:44(得点45トライ数9)
驚異的なスピードを誇り、トライ獲得に結びつける技も備えたフッカーです。
マット・トッド(Matt Todd)
出身:ニュージーランド
所属:パナソニックワイルドナイツ
身長:185cm(105kg)
ポジション:FL
代表キャップ数:20(得点5・トライ数1)
スティーブ・ハンセン監督が一目置くオープンサイドフランカーです。
ワールドカップ終了後は、パナソニックワイルドナイツから東芝ブレイブルーパスに。
ブラッド・ウェバー(Brad Weber)
出身:ニュージーランド
所属:チーフス
身長:172cm(75kg)
ポジション:SH
代表キャップ数:2
4年ぶりに代表復帰を果たしたスクラムハーフ。
パスのスピードは並外れており、足も非常に速い選手です。
アントン・リナート-ブラウン(Anton Lienert-Brown)
出身:ニュージーランド
所属:チーフス
身長:185cm(96kg)
ポジション:CTB
代表キャップ数:37(得点35トライ数7)
オフロードパスは天下一品だと言われているセンターです。
サミュエル・ホワイトロック(Samuel Whitelock)
出身:ニュージーランド
所属:パナソニックワイルドナイツ(日本)
身長:202cm(116kg)
ポジション:LO
代表キャップ数:111(得点25・トライ数5)
四兄弟全員がラグビー選手でありニュージーランドでは有名人だそう。
大会後は、パナソニックワイルドナイツへの加入が決まっています。
シャノン・フリゼル(Shannon Frizell)
出身:ニュージーランド
所属:ハイランダーズ
身長:195cm(108kg)
ポジション:FL・No.8
代表キャップ数:5
機動性に優れたフランカー。
W杯開幕直前に離脱したジェイコブソン選手の代わりに追加招集されていました。
ブローディ・レタリック(Brodie Retallick)
出身:ニュージーランド
所属:神戸製鋼コベルコスティーラーズ(日本)
身長:204cm(123kg)
ポジション:LO
代表キャップ数:77(得点25・トライ数5)
世界最高のLO(ロック)であり、
2014年には、ワールドラグビー年間最優秀選手に選ばれていました。
2019年のワールドカップ終了後は、神戸製鋼コベルコスティーラーズへの加入が決まっています。
パトリック・トゥイプロトゥ(Patrick Tuipulotu)
出身:ニュージーランド
所属:ブルーズ
身長:198cm(120kg)
ポジション:LO
代表キャップ数:24(得点15・トライ数3)
体格に恵まれたロックの選手です。
以前と比べて試合中のパフォーマンスのムラがなくなった、と言われています。
ジョー・ムーディ(Joe Moody)
出身:ニュージーランド
所属:クルセイダーズ
身長:188cm(120kg)
ポジション:PR
代表キャップ数:40(得点15・トライ数3)
元ニュージーランドのレスリング王者であり
カナダ戦の決戦の地で打ち立てた大食い伝説が話題に。
アンガス・タアヴァオ(Angus Taavao)
出身:ニュージーランド
所属:チーフス
身長:194cm(124kg)
ポジション:PR
代表キャップ数:7
ブルーズやチーフスなど国内のチームで経験を積み、28歳でオールブラックス入りしたプロップ。
予選プールのナミビア戦では、途中出場ながらトライを決めていました。
オファ・トゥウンガファシ(Ofa Tuungafasi)
出身:トンガ
所属:ブルーズ
身長:195cm(122kg)
ポジション:PR
代表キャップ数:29(得点5・トライ数1)
世界最大級の大型プロップ。
スクラムなどのセットプレーだけでなく、タックラーとしてもチームに貢献しています。
注目選手キアラン・リード(Kieran Read)
出身:ニュージーランド・パパクラ
所属:トヨタ自動車ヴェルリッツ(2019年〜)
身長:193cm(100kg)
ポジション:FL・NO.8
代表キャップ数:121(得点125トライ数25)
オールブラックスのキャプテンをつとめるNO.8(ナンバーエイト)。
学生時代は、クリケットのニュージーランド代表入りが期待された選手であり、
ラグビーユニオン史上最多のキャップ数を誇ります。
2007年からはクルセイダーズに加入。
リッチー・マコウ選手とともにプレーしていました。
2008年からはオールブラックスの選手としても活躍し、今回(2019年)のワールドカップを最後に33歳で代表を引退。
ジャパンラグビーのトップリーグに参加するトヨタ自動車ヴェルブリッツへの加入が決まっています。
監督スティーブ・ハンセン(Stephen William Hansen)
出身:ニュージーランド・ダニーデン(オタゴ地方)
現役時代のポジション:CTB・FB
グレアム・ヘンリー氏(前監督)のアシスタントを経て、
2011年に12月に、オールブラックスのヘッドコーチに就任していました。
ハンセン氏がHCに就任してからのオールブラックスの勝率は87%と圧倒的な成績を残しましたが
代表監督をつとめるのは、今大会が最後だそう。
ニュージーランドの代表選手はなぜ強い?
2009年から約10年にわたり世界ランク1位の座に君臨し続けてきたニュージーランド。
その圧倒的な強さは、選手層の厚さによるものでしょう。
↓10月19日の準々決勝アイルランド戦・先発メンバーです。
ベンスミスもイオアネもメンバー外ってどんだけ層厚いねん https://t.co/29wrOyCcfo
— わき (@KNT_ORIXBs) October 17, 2019
人口487万人ほどのニュージーランドですが、
男子人気ナンバーワンのスポーツがラグビーであり、競技人口は、なんと15万人(人口の約3%)。
ラグビーは、サッカーやバスケットボール以上に人気があるスポーツみたいです。
先人の築いた伝統とレガシーを背負うオールブラックス↓
自負心のあらわれでもあり国の伝統や威信を背負ったハカには、絶対王者としての覚悟を感じますね!
ハカについては、こちらの記事でも詳しくまとめています↓
優勝候補の大本命と言われているオールブラックスの、
W杯での活躍に期待したいですね!
というわけで今回は、オールブラックスの選手をまとめてみました!
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