ラグビーワールドカップの優勝候補の一角であり準々決勝で日本と対戦する南アフリカ代表。
愛称はスプリングボクス。
2019年10月現在の世界ランクは5位であり、
今大会では、初戦でニュージーランド代表に敗れたもののイタリアやナミビア、カナダには大差で勝利し、
予選プールを2位で通過していました。
スプリングボクスという名前は、
南アフリカのサバンナを駆けるガゼルに似たウシ科の動物
「スプリングボック」に由来しており、
ロンドンのメディアに勝手つけられるくらいなら、と自分たちで考えたそう。
過去に2度、W杯で優勝していたスプリングボクスですが、
前回(2015年)大会では、日本代表に敗れており
今回リベンジを目指します。
W杯直前の9月に行われたテストマッチでは、キック攻撃を多用し日本相手に41−7で快勝した
南アフリカ代表ですが、
準々決勝では別の対策を講じてくると言われており
出場選手や代表監督にも注目が集まっています。
今回の記事では、2019年のラグビーワールドカップに出場している南アフリカの代表選手を一覧にしてみました!
注目の選手や監督も調べてみました!
もくじ
南アフリカ(スプリングボクス)2019メンバーを一覧にしてみた!
母国で開催された1995年のワールドカップで初優勝を飾り
2007年には、2度目の優勝を果たしたスプリングボクス。
前回(2015年)のイングランド大会以降は低迷したものの
2018年にエラスムス監督が就任し上昇気流にのったスプリングボクスは、
今年(2019年)夏に行われた「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」では
ニュージーランドやオーストラリアを下し初優勝していました。
今回のワールドカップでは、3度目の優勝を狙います。
シャ・コリシ(SiyaKolisi)
出身:南アフリカ
所属:ストーマーズ
身長:187cm(99kg)
ポジション:FL・NO.8(ナンバーエイト)
代表キャップ数:42(得点25・トライ数5)※2019年8月時点まで
2018年6月からキャプテンをつとめている28歳。
「ジャッカル」を武器とし、
FL(フランカー)として、モールやラックといった密集戦で活躍しています。
スカルク・ブリッツ(Schalk Brits)
出身:南アフリカ
所属:ブルズ
身長:182cm(100kg)
ポジション:HO(フッカー)
代表キャップ数:13(得点5・トライ数1)
ピーター・ステフ・デュトイ(Pieter-Steph Du Toit)
出身:南アフリカ
所属:ストーマーズ
身長:200cm(119kg)
ポジション:FL・LO(ロック)
代表キャップ数:49(得点20・トライ数4)
ディフェンスの回数がチーム上位の長身タックルマンです。
ファフ・デクラーク(Faf de Klerk)
出身:南アフリカ
所属:セール・シャークス
身長:172cm(80kg)
ポジション:SH(スクラムハーフ)
代表キャップ数:24(得点15・トライ数3)
エルトン・ヤンチース(Elton Jantjies)
出身:南アフリカ
所属:ライオンズ
身長:176cm(88kg)
ポジション:SO
代表キャップ数:35(得点253・トライ数2)
35キャップ中、253得点を誇るSO(スタンドオフ)。
日本戦では、ヤンチース選手ではなくハンドレ・ポラード選手が先発SOとして出場するそう。
SHのハーシェル・ヤンチース選手の兄弟ではないみたいです。
ハンドレ・ポラード(Handre Pollard)
出身:南アフリカ
所属:ブルズ
身長:189cm(98kg)
ポジション:SO
代表キャップ数:41(得点381・トライ数6)
前回(2015年)のワールドカップにも出場していた超イケメンSO。
20歳でチームの司令塔を任されたものの
その後はケガに苦しみ、2018年に復活。
精度の高いキック力を武器としており
2019年のスーパーラグビーでは得点王に輝きました。
ジェシー・クリエル(Jesse Kriel)
出身:南アフリカ
所属:ブルズ
身長:186cm(96kg)
ポジション:CTB
代表キャップ数:44(得点60・トライ数12)
CTB(センター)にWTB(ウィング)、FB(フルバック)と
いくつものポジションをこなせるUBK(ユーティリティバックス)です。
パスセンスと突破力に長けており腕の筋肉は圧巻。
2019-2020シーズンは日本のキヤノンイーグルスでプレーするそう。
チェスリン・コルビ(Cheslin Kolbe)
出身:南アフリカ
所属:トゥールーズ
身長:170cm(80kg)
ポジション:WTB
代表キャップ数:9(得点15・トライ数3)
ポケットロケットの愛称で親しまれる俊足のWTBです。
上半身の筋肉が凄まじく、空中戦も得意なコルビ選手は、
2016年のリオデジャネイロ五輪(7人制ラグビー)で
南アフリカ代表のメンバーとして活躍し銅メダル獲得に貢献していました。
スティーブン・キッツホフ(Steven Kitshoff.)
出身:南アフリカ
所属:ストーマーズ
身長:184cm(125kg)
ポジション:PR(プロップ)
代表キャップ数39:(得点5・トライ数1)
ビンセント・コッホ(Vincent Koch)
出身:南アフリカ
所属:サラセンズ
身長:185cm(118kg)
ポジション:PR
代表キャップ数:15
ダミアン・デアリエンディ(Damian de Allende)
出身:南アフリカ
所属:ストーマーズ
身長:189cm(101kg)
ポジション:CTB
代表キャップ数:39(得点20・トライ数4)
ハーシェル・ヤンチース(Herschel Jantjies.)
出身:南アフリカ
所属:ストーマーズ
身長:167cm(78kg)
ポジション:SH
代表キャップ数:3(得点15・トライ数3)
RG・スナイマン(Rudolph Gerhardus Snyman)
出身:南アフリカ
所属:ブルズ
身長:206cm(117kg)
ポジション:LO
代表キャップ数:15
南アフリカの超大型FW(フォワード)の筆頭格。オフロードパスの達人でもあります。
ボンギ・ムボナンビ(Bongi Mbonambi.)
出身:南アフリカ
所属:ストーマーズ
身長:176cm(106kg)
ポジション:HO
代表キャップ数:29(得点20・トライ数4)
フランコ・モスタート(Franco Mostert)
出身:南アフリカ
所属:グロスター
身長:198cm(112kg)
ポジション:LO
代表キャップ数:31(得点5・トライ数1)
クワッガ・スミス(Kwagga Smith)
出身:南アフリカ
所属:ライオンズ
身長:180cm(80kg)
ポジション:FL
代表キャップ数:4
フランソワ・ロウ(Francois Louw)
出身:南アフリカ
所属:バース
身長:190cm(112kg)
ポジション:FL・NO.8
代表キャップ数:68(得点45・トライ数9)
コブス・レイナック(Cobus Reinach)
出身:南アフリカ
所属:ノーサンプトン・セインツ
身長:175cm(85kg)
ポジション:SH
代表キャップ数:12(得点15・トライ数3)
イングランドのノーサンプトン・セインツに所属する攻撃型SH。
2018年度の英プレミアシップでは、首位タイとなる12トライをあげていました。
ルカニョ・アム(Lukhanyo Am)
出身:南アフリカ
所属:シャークス
身長:186cm(93kg)
ポジション:CTB
代表キャップ数:8(得点5・トライ数1)
ルードデヤハー(Lood de Jager)
出身:南アフリカ
所属:ブルズ
身長:205cm(122kg)
ポジション:LO
代表キャップ数:40(得点25・トライ数5)
軽やかでダイナミックな走りが光る205cmのLO(ロック)です。
世界屈指の突破力を誇るハードワーカーであり
セットプレーでは、サイズを活かしてチームを引っ張る存在。
前回のワールドカップでは最多(通算77回)の
タックル数を記録していました。
ウィリー・ルルー(Willie le Roux)
出身:南アフリカ
所属:トヨタ自動車ヴェルブリッツ
身長:186cm(90)
ポジション:WTB・FB
代表キャップ数:55(得点60・トライ数12)
高精度のキックやランに定評があり、試合全体を見渡せるFB(フルバック)の選手です。
フランス・ステイン(François Steyn)
出身:南アフリカ
所属:モンペリエ・エロー
身長:191cm(110kg)
ポジション:UBK
代表キャップ数:60(得点132・トライ数10)
今回が3度目のW杯出場となるベテランUBK。
ウイングのコルビ選手やマピンピ選手などと同じくワールドクラスの選手ですが、
10月20日の日本戦では、17番の控えに。
エベン・エツベス(Eben Etzebeth)
出身:南アフリカ
所属:ストーマーズ
身長:203cm(117kg)
ポジション:LO
代表キャップ数:78(得点15・トライ数3)
2013年には、ワールドラグビーの年間最優秀選手・候補に選ばれた203cmの暴れん坊。
世界随一の空中戦を制する男と呼ばれた
「ヴィクター・マットフィールド」氏の後継選手です。
25歳になる前の50キャップ獲得は南アフリカ史上初であり、
小競り合いではいつも先頭に立つなど精神的な支柱としての役割も。
トレバー・ニャカネ(Trevor Nyakane)
出身:南アフリカ
所属:ブルズ
身長:178cm(117)
ポジション:PR
代表キャップ数40:(得点5・トライ数1)
マカゾレ・マピンピ(Makazole Mapimpi)
出身:南アフリカ
所属:シャークス
身長:184cm(90)
ポジション:WTB
代表キャップ数:7(得点25・トライ数5)
高い得点能力を誇るWTBです。
日本戦では、福岡選手や松島選手との対決を楽しみにしているそう。
スブ・ヌコシ(Sbu Nkosi)
出身:南アフリカ
所属:シャークス
身長:183cm(96kg)
ポジション:WTB
代表キャップ数:8(得点35・トライ数7)
ディフェンスをかわしながら変幻自在に跳躍し、トライを決めるWTB。
コルビ選手にせまるランナーです。
フランス・マルヘルべ(France Malherbe)
出身:南アフリカ
所属:ストーマーズ
身長:191cm(125kg)
ポジション:PR
代表キャップ数:31
世界最大級の体格を誇るPR(プロップ)です。
ウォーリック・ゲラント(Warrick Gelant)
出身:ブルズ
所属:南アフリカ
身長:180cm(89kg)
ポジション:FB
代表キャップ数:7(得点5・トライ数1)
テンダイ・ムタワリラ(Tendai Mtawarira)
出身:ジンバブエ
所属:シャークス
身長:183cm(117kg)
ポジション:PR
代表キャップ数:110(得点10・トライ数2)
南アフリカ代表の「ビースト(野獣)」。
ボールを持つと、「ビーースト!」とファンが叫ぶことで有名です。
ドゥエイン・フェルミューレン(Duane Vermeulen)
出身:南アフリカ
所属:ブルズ
身長:193cm(117kg)
ポジション:FL・NO.8
代表キャップ数:48(得点15・トライ数3)
突破力とタックルが持ち味のNO.8。
体をはったプレーで攻守両面で活躍しています。
注目選手マルコム・マークス(MalcolmMarx)
出身:南アフリカ
所属:ライオンズ→NTTコム(W杯後)
身長:189cm(117kg)
ポジション:HO
代表キャップ数:26(得点20・トライ数4)
世界最強のHOと呼ばれる選手。セットプレー※のキーマンでもあります。
セットプレー(セットピース)とは※・・・・スクラムやキックオフのこと
2018年には、世界最優秀選手の候補にも選ばれていました。
監督ラシーエラスムス(Johan Rassie Erasmus)
生年月日:1972年11月5日
出身:南アフリカ
現役時代のポジション:FL・NO.8
現役時代には、FL(フランカー)※のポジションで活躍し
キャプテン経験もあるラシー・エラスムス監督。
2011年のワールドカップには、
スプリングボクスのテクニカルアナリストとして参加しており
自国の「ストーマーズ」(スーパーラグビー参加チーム)や
「バーバリアンズ」(世界の一流選手で編成されるユニオンクラブ)などでの指導歴を持つ名将です。
2012年には、南アフリカのラグビー協会GM(ゼネラルマネージャー)に就任。
2018年に3月に、アリスター・クッツェー氏の後任としてスプリングボクスの
代表監督に就任していました。
南アフリカの代表選手はなぜ強い?
今回のワールドカップが7大会連続、7度目の出場となるスプリングボクス。
その圧倒的な強さは、自国のラグビー人気の高さによるものでしょう。
人口5800万人ほどの南アフリカ共和国ですが、
イギリス統治時代に国に伝わったラグビーは
サッカーとともに人気のスポーツになり、
競技人口は63.5万人(人口の1%ほど)と世界一です。
前回(2015年)W杯では、準決勝でニュージーランド代表に2点差で敗れ、
3位に終わっていたスプリングボクス。
今回のW杯準々決勝・日本戦の出場メンバーは以下に↓
前回とほぼ同じですかね。マルコムマークスは控えスタート。 https://t.co/gPqdC3VVot
— fumykun (@fumykun1) October 17, 2019
フィジカルは世界最強と称され
アイルランドよりも手強いであろうスプリングボクスと
日本代表との試合に注目ですね!
というわけで今回は、ラグビーワールドカップに出場している
南アフリカ代表の選手や監督をまとめてみました!
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